大阪杯(4月5日、阪神・芝2000メートル)に出走する関東のエース・マツリダゴッホ。昨年の後半は結果が出せなかっただけに、早めに栗東に入り、意欲的に調整を積んできた。
あえて、西へと進路を取った。一昨年の有馬記念を勝って頂点に立ちながら、昨年のG1戦線で結果を残せなかったマツリダゴッホ。09年初戦は、得意の中山で行われる日経賞ではなく、阪神の大阪杯を選び、早々と19日に栗東に入った。
施設の充実した場所で、もう一度鍛え直したい。「繊細な馬で、美浦以外だと気を使って馬体が減ってしまうことが多かった」(福田調教厩務員)が、環境を変えて出直しを図ることになった。冒険的要素もあった栗東滞在。桜花賞に出走予定のダノンベルベールなどと調教を続けているが、幸いにして、馬体減りはほとんどないという。
「こんなに減らないのは初めて。それだけ調子がいいということなんでしょう」と福田調教厩務員。馬体重は、1週前追い切りを終えた後で508キロ(有馬記念時498キロ)。レースでは、500キロを若干切るくらいを予定している。最終追い切りには、武豊が騎乗予定。新パートナーを背に、どんな走りを見せるか注目される。
-スポーツ報知-