2009年1月13日火曜日

ナカヤマフェスタ無傷V3で成り上がる!…京成杯 -馬皇競馬ニュース-







 皐月賞と同じ中山の芝2000メートル戦。新馬、重賞連勝のナカヤマフェスタが、京成杯(18日)で大きく羽ばたこうとしている。比較的コンパクトな体から繰り出す末脚は切れ味満点。無傷のV3を飾れば、春のクラシックへ一段と弾みがつく。

 07年のセレクトセールでは、わずか1000万円で落札されたステイゴールド産駒が、大きく夢を膨らませている。

 ナカヤマフェスタはデビューから無傷の2連勝。新馬戦に続き、重賞の東京スポーツ杯2歳Sも制し、総収得賞金は3951万8000円。今回の1着賞金は4000万円。Vなら、セリ値の約8倍にもはね上がる。

 2戦とも、体重は450キロ。決して大柄な体ではないが、バネのきいた走り、並んだら前に出ようとする根性は、クラシック級といっていい。11月の初陣(東京)は首差の辛勝ながら、最後まで抜かせなかった。2戦目で首差2着に下したブレイクランアウトは、朝日杯FS・GIの3着馬。その時のラスト3ハロンは、33秒8の鋭さだった。

 「競り合いでの勝負根性。その辺がいいと思う。競馬も上手だった」前走から手綱を執った蛯名は、確かな手応えをつかんでいる。普段の調教では「フワフワしていて速く感じない」と言いながら、時計は決まって速い。このことからも、天性のバネの良さが分かる。

 暮れの朝日杯FS、ラジオNIKKEI杯2歳S。2歳馬が目標とする一戦には目もくれず、皐月賞と同じ舞台での戦いに向けて放牧に出された。「ふっくらして戻ってきた。いい放牧だったかもしれないね」と二ノ宮調教師。ここまで、じっくり乗り込まれて、態勢を整えてきた。

 8日にはニューポリトラックコースで蛯名が騎乗、1週前追い切りを消化した。単走で、直線だけ追われて5ハロン64秒3。「おとなしく上手に走っていた。調子は良さそう。もう来週は、やらなくても大丈夫。このままテンションが上がらずにレースに行ってほしい」と主戦は願った。

 クラシック戦線は、これからが本番。強豪が次々と登場する。「強い馬はいるけど、それらと(互角に)戦える馬になれば…」と蛯名。V3を決めれば、視界がさらに開けてくる。
-スポーツ報知-








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