現役時代にG1・5勝を挙げたダイワメジャーの初年度産駒の第1号(牝馬)が、北海道白老の(有)社台コーポレーション白老ファームで11日午後5時過ぎに生まれていたことが12日、スポーツ報知の取材で分かった。
記念すべき最初の子は、母がマミーズジュエリー(父ブライアンズタイム)。父と同じ栗毛の女の子で、体高は101センチ、馬体重は53キロ。同ファームでは「がっちりとした感じで、大きく出ている」と印象を語った。母は現役時代、未勝利で、産駒もデビューしていないが、母系から7勝を挙げたダディーズドリームなど、活躍馬が多く出ている。
父のダイワメジャーは07年12月に引退したが、妹のダイワスカーレットが昨年の有馬記念でGI4勝目を挙げたばかり。この血統に寄せる関係者の期待は大きく、初年度から200頭を超す種付けをこなした。産駒のデビューは、2011年の夏になる。
◆ダイワメジャー 父サンデーサイレンス、母スカーレットブーケ(父ノーザンテースト)。03年12月に美浦・上原厩舎からデビュー。2戦目で勝ち上がると、04年皐月賞を10番人気で優勝。その後は不振に陥ったが、のどの手術が施され完全復活を果たした。06年天皇賞・秋、06、07年マイルCS、07年安田記念に勝ち、G1のタイトルは5つ。07年有馬記念3着を最後に引退した。通算27戦9勝。翌08年から種牡馬生活に入り、初年度は223頭に種付け。これは、アグネスタキオン(229頭)に次ぎ、フジキセキと並ぶ同年の種付け頭数第2位。
-スポーツ報知-