2009年2月6日金曜日

【シルクロードS】ヘイローフジ優秀V獲る -馬皇競馬ニュース-







 「シルクロードS・G3」(8日、京都)
 勢いを見せつける。栗東トレセンで最終追い切りが行われ、重賞初制覇を狙うヘイローフジが坂路で力強い動きを見せた。重い馬場で時計は要したが、ラストの反応はしっかり。奥手の血統で6歳でも充実一途だ。
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 力強い動きが調子の良さを物語っている。栗東坂路では目立った時計が出ないタイプ。それでも、ヘイローフジは重い馬場で懸命に最後まで脚を伸ばした。残り1FでGOサインが入ると、へこたれることなく、しっかりとした脚取りでフィニッシュ。時計は4F53秒9-38秒7-13秒2。古川助手は「ある程度はやっておかないと。先週の動きも良かったし、まずまずだね」と手応えをつかむ。
 6歳牝馬だが衰えを知らない。半兄キョウワロアリングが6歳時に北九州記念で重賞初制覇を決めたように、血統的には晩成型。それを裏付けるように、妹も昨年12月の尾張Sでオープン初Vを挙げた。前走の淀短距離Sは前残りで逆風にさらされたが、鋭い末脚で追い上げて5着。常に上位争いができる力をつけてきた。古川助手も「トモが使うたびに良くなっている。好調の期間が長いね。とにかく順調に来ている」と充実ぶりに目を見張った。
 京都、中京などで好成績を挙げているように、直線が平たんなコースは持ち味を存分に発揮できる。「京都では大崩れがない。阪神でもそこそこは走るけど、京都のような切れがもうひとつ」。重賞は2度目の挑戦だが前回は阪神。決め脚を生かせる得意の舞台ならチャンスは十分にある。
 コンビを組む飯田も気合が入っている。過去37戦で手綱を取らなかったのは2戦だけ。パートナーを知り尽くす鞍上は、その成長を肌で感じている。「昨秋くらいから、ほめてあげたいような走りをしている。以前からいい脚を使っていたが切れ味が増してきた。流れひとつだけど、流れ込むような競馬はしたくない」と口元を結ぶ。狙うは1着のみ。磨きをかけた伝家の宝刀を直線で抜き、強敵に全力でぶつかる。
-デイリースポーツ-







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