2009年1月28日水曜日

スマイルジャック 岩田で再生…東京新聞杯 -馬皇競馬ニュース-






 東京新聞杯・G3(31日、東京・芝1600メートル)に出走するスマイルジャックは、昨年のダービー2着馬。現4歳世代で屈指の能力を持っている。折り合いに課題があるため、陣営はマイル路線での戦いを選択。春の目標に据えた安田記念へ向けて、その走りに注目が集まる。

 広々とした東京コースで、スマイルジャックが本領を発揮する。12番人気の昨年のダービーでは、ゴール寸前まで先頭。大魚をつかみかけた素質馬だが、秋は、神戸新聞杯9着、菊花賞16着、マイルCS11着と不本意な成績に終わった。仕切り直しの今回は、今年を占う大事な一戦だ。

 実力を反映できるかどうかは、一にも二にも折り合いにかかっている。「距離やコースは、そんなに関係ない。すべては折り合い。いかに道中をうまく運べるかにかかっている」と芝崎助手は言う。大激走のダービーでは、3番手でピタリと折り合っていた。

 折り合いを考えれば、現状はマイル戦が最も伸び伸びと走れる舞台だろう。東京では、ダービーも含め〈2〉〈3〉〈2〉着。芝崎助手は「勝ち鞍はないけれど、大負けしていないからね。ジョッキーも2度目。ピタッと抑えて、ビュッと切れてほしい」とマイルCSに続きコンビを組む岩田の腕に期待する。

 その岩田が“ピタッ、ビュッ”で制したのが、昨年の安田記念。折り合いが難しく、後方でなだめるのに専念していたウオッカを、先行策で再生させた。スマイルジャックも、今春の最大目標は安田記念(6月7日、東京)。ここで賞金を加算すれば、出走を確定することができる。

 約2か月ぶりの実戦。やや調整は遅れ気味だったが、ここに来て急ピッチで仕上がっている。「24日は、ウッドチップコースでしまいがバタバタになってしまったけれど、息を作るために、長めからいいペースで行っていたからね。体はやや立派だが、実戦では体重の変動はそれほどない馬」と芝崎助手。今週の追い切りで、態勢は整いそうだ。

 ウオッカと同じタニノギムレット産駒。潜在能力は、名牝にも劣らないものがある。マイル路線の主役の座をジャックするため、結果を残したい4歳初戦だ。
-スポーツ報知-







FC2にほんブログ村 競馬ブログへ人気ホームページランキング人気ブログランキング【ブログの殿堂】ブログランキング.net