◆きさらぎ賞追い切り(11日) 初めてコンビを組む四位が騎乗したベストメンバーは、坂路で単走。ハロー(整地)明けのきれいな馬場を、前半から軽快なピッチで飛ばした。最後まで脚どりは乱れず、ラスト2ハロンを12秒1−12秒4。4ハロン51秒6の文句なしの時計を叩き出した。
「最後は、やや強めという感じ。確かに動きは良かったけれど、クラシックを狙おうという馬。これぐらいの動きをして当然」と四位。コメントは辛口だったが、2週連続でまたがり、手応えをつかんだようだ。1週前は、重馬場のCウッドチップコースで6ハロン81秒0。宮本調教師も「時計が示すように、いい状態。前走より今回の方がいいと思う」と仕上げに自信を見せた。
デビューから3戦2勝。2戦目の京都2歳Sこそ4着に終わったが、体重がマイナス10キロだった。「間隔があいて手探りだった」とトレーナー。前走の寒竹賞は、体が回復(4キロ増の496キロ)して、鮮やかな差し切りを決めた。「頭のいい馬で、どんな競馬でもできる。まだ完成していないのに、これだけ走れるのだから楽しみ。なんとかクラシックへ」と闘志満々だ。
-スポーツ報知-