カツヨトワイニングに騎乗する大庭和弥(26=美浦・フリー)は、デビュー9年目にして初の平地G1出走となる。「G1だからと言って特別、普段と変わらないけど、阪神コース自体の騎乗が初めて。そちらの方が心配かな」と苦笑いの本人だが、当日は桜花賞前の1、8Rにも騎乗。「実際に乗ってみて感覚をつかみたい」と意欲的だ。
関東のファンには“穴男”として定着。01年のデビュー以来、83勝2着76回3着102回と、計261回馬券に絡んでいるが、うち56回が2ケタ人気馬と、数字にも表れている。「乗る以上は(勝利が)“ある”と思って乗っている。能力があるのに“人気がなさすぎる”と感じる時は一発狙っていますよ」と話す。カツヨについても「素直な馬で競馬も上手。体は小さいけど、馬群にひるまない根性がある。外を回すのはつらいので内を突いて力を出し切れれば」と抱負。大舞台でも何かをやってくれそうな雰囲気だ。
-スポーツニッポン-