◆桜花賞追い切り(8日) アネモネSの覇者ツーデイズノーチスは坂路の2回目に単走。伊藤直(レースは松岡)が騎乗して、13秒台のラップで入った。続く2ハロン目からは12秒台に突入。半ばを過ぎると気合をつけられ、最後まで脚いろが乱れることなく、51秒9−38秒3−12秒7でフィニッシュした。
「輸送を考えて単走にしたけど、気分を損ねないように追った。軽めではないし、いい調整ができました」と斎藤誠調教師は申し分なしといった表情だ。
2歳時には、レースを使うと休養しなくてはならなかったほど体質が弱かった。だが、今では違う。5か月ぶりの前走、アネモネSを泥んこ馬場で他を圧倒する快走を演じたが、反動は見られなかった。「体重も戻っているし、上昇曲線で迎えられる」とトレーナーの表情は明るい。
“女王”ブエナビスタの独壇場と見られる桜花賞だが、「全然、歯が立たないとは思っていない。強気に行きたいですね。状態はいいし、大きいことをやってくれそうです」と斎藤師。「打倒ブエナビスタ」は夢ではないのかもしれない。
-スポーツ報知-