桜花賞馬ブエナビスタが、24日のオークス・G1(東京・芝2400メートル)で史上11頭目の「牝馬2冠」を目指す。これに待ったをかけようというのが、東のエースで、トライアルのフローラSを勝ったディアジーナ。桜花賞をパスし、このレース一本に絞ってきたとあって、状態は文句なしだ。
桜花賞には見向きもしなかった。オークス一本にターゲットを絞ってきたディアジーナは、トライアルのフローラSを2馬身差で快勝。先行馬にとって不利な16番枠から、道中3番手でピッタリ折り合う危なげない競馬で、2400メートルのシュミレーションを完了させた。
「フラワーC(16番枠)の時に最初のコーナーで行きたがったので、外枠を引いて嫌な感じがした。それでも、コーナーの入りはスムーズで、すぐに折り合っていた。ゴール前も余力はあったし、距離的な不安はない」と田村調教師は満足そうに言った。
2月のクイーンCを勝った後、目標をしっかり定めた。「この時期の女の子は、追いつめられると消耗してしまう」長距離輸送を伴う桜花賞を挟めば、リズムを狂わせるかもしれない。昨年11月から、関東エリアでの月1回の出走にこだわり、リズムを保ってきた。
規則正しい日程なら、馬も気持ちをコントロールしやすくなる。「自分の中で、オンとオフがきっちりできている。1週前の追い切りで、完ぺきにスイッチが入った」トレーナーの想定通りに調整は進んでいる。
すでに10戦を消化しているが、06年に桜花賞不出走でオークスを制したカワカミプリンセスと同じ6月の遅生まれだ。「強い馬がいるので大きな事は言えないけど、こちらには、まだ成長の余地がある」田村師の表情に、打倒・ブエナビスタへの意欲がのぞいた。
-スポーツ報知-