「宝塚記念・G1」(28日、阪神)
栗東坂路で迫力十分の動きを見せた。大きな馬体から繰り出す力強いフットワークで、アルナスラインは前を行く2頭の間を割って、グングンと加速。ビッシリと追われながら、ラストまで懸命に踏ん張った。4Fはエラーだったが、3F37秒4-12秒9。順調な仕上がりをアピールした。
駆けつけた蛯名も好印象を抱く。「いいんじゃないかな。動かないイメージがあったけど、よく動いていると思う。楽にスッと抜けてきたし、最後も頑張って12秒台でまとめていたから」。実質的な“最終追い切り”を終了。「来週はそんなにやらないと聞いているし、順調に来ている」と納得の表情を浮かべる。
「二千二百メートルなら競馬は楽だと思う。いい状態で行けるし、あとは良馬場でやりたい」と蛯名。春の天皇賞では落鉄しながら首差2着。雪辱へ闘志を燃やしていた。
-デイリースポーツ-