今週から福島、札幌、阪神で、2歳戦が一斉にスタートする。果たして、真っ先に勝ち名乗りを挙げるのはどの馬か。
北の大地で“いの一番”を狙っているのが、タガノガルーダ(牝、栗東・本田厩舎)だ。父は初年度産駒から早くもG1馬2頭を送り出したネオユニヴァース。「うちの厩舎で動きが一番良かったので、最初から使おうと思った」本田調教師は、札幌初日の芝1000メートル戦にスタンバイさせた。
実戦と同じ芝コースの追い切り(17日)は、抜群の瞬発力を披露した。併せたマイネルマッシモ(2歳新馬)を楽にかわして、ラスト1ハロンは11秒4。騎乗した藤田は「気性が勝っている馬。調教の通りなら勝ち負けになると思う」と手応え十分の様子だった。
昨年の開幕初日(函館)に出走したイブは9着に終わった本田厩舎だが、今年は自信があるようだ。「追い切りは、仕掛けたらスッと反応してくれた。素直な馬で、牧場でも乗り込んできた」とトレーナー。同世代のトップを切って勝ち名乗りを挙げる。
-スポーツ報知-