
G2の重賞、阪神Cの覇者マルカフェニックスが北九州記念・G3(16日、小倉・芝1200メートル)で復活をかける。
実績が重視されて、57・5キロのトップハンデ。ところが、今年は根岸S15着、安田記念16着と全く振るわない。それでも、松永昌調教師の表情は明るい。「夏バテの兆候がない。休養前に比べたらかなり状態が上がってきた」と確かな手応えを感じている。
前走後は、すぐに放牧へ。「夏に向けてベストの状態に持っていきたかったから」とトレーナーは説明する。その決断は“吉”と出た。1週前追い切り(5日)では、4ハロン50秒0の一番時計。昨年2着に入った相性のいい舞台に向け、本来の姿を取り戻してきた。
マイルのG1では持ち味を生かせなかったが、この1200メートル戦なら過去4勝だ。「やはり1200、1400メートルの馬やな」指揮官は、改めて短距離馬として育てていく決意を固めた。
父は菊花賞馬のダンスインザダーク。産駒のJRA重賞勝ちは31勝だが、6ハロン戦では【01011】。勝てば、初のスプリント重賞ウイナーが誕生する。
-スポーツ報知-












