
◆北九州記念追い切り(12日) サマースプリントシリーズ第3戦、北九州記念・G3(16日、小倉・芝1200メートル)の最有力候補、カノヤザクラは12日、栗東トレセンの坂路で今の勢いそのままの追い切りを披露した。
前半の2ハロンが12秒6、12秒0。明らかにオーバーペースなのに、3ハロン目も12秒6で踏ん張った。さすがにラスト1ハロンはスピード感がなくなったが、それを補うほどの迫力で13秒6。4ハロン50秒8はこの日の一番時計だ。
小牧は、満足そうな表情で切り出した。「調子はいい。去年よりずっとね」。見届けた橋口調教師も力強くうなずいた。「調子落ちならラストは14秒台を要するところ。調子がいいからやろ」。夏場の過酷な暑さの中、今年も準備は万端だ。
ここを勝てば、昨年に続くシリーズチャンピオンの座を大きく引き寄せることになる。「2連覇というのは、そんなに簡単じゃない」とトレーナーは言いながら、最後にこう付け加えた。「だけど、狙ってみたい」。夏の小倉で季節外れの“桜”が満開になる!?
-スポーツ報知-












