

◆ジュベルハッタ・G2(5日、ドバイ・ナドアルシバ競馬場、芝1777メートル) 昨年の年度代表馬ウオッカ(牝5歳、栗東・角居厩舎)が現地時間5日、ドバイ・ナドアルシバ競馬場で行われたジュベルハッタ・G2(芝1777メートル、16頭立て)に出走。好位からレースを進めたが、直線で前が壁になる不運があり、5着に終わった。勝ったのは、地元UAEのバリオス。昨年のこのレースの覇者ジェイペグ(南アフリカ)は2着同着だった。
武豊が、抜群の手ごたえを感じながら迎えた最後の直線。馬場状態がいいと踏んでいた最内へと、ウオッカをエスコートした。しかし、悪夢はその先に待っていた。前でジェイペグとラシアンセージが激しく叩き合い、突進するスペースがなくなってしまう。馬なりのまま、何もできずにレースは進んでいき、ようやく、内ラチ沿いに進路を見いだした時、すでにウオッカは余力を失っていた。
不完全燃焼のレースで5着。それでも、武豊の表情に落胆の色はなかった。「馬はいい感じでした。最後は休み明けですかね。これが次につながれば」今後は、予定通りに昨年4着だったドバイ・デューティフリー(28日、ナドアルシバ競馬場・芝1777メートル)へ向かう。「前哨戦としては、いい競馬ができたかなとは思います」と角居調教師。この敗戦を糧に、今度こそ“海外1勝”をつかみ取る。
-スポーツ報知-











