
芦毛の怪物オグリキャップ(牡24)の最後の産駒となる2歳牝馬が、今年の中央デビューを目指し、北海道新冠町の育成場でトレーニングに励んでいる。
オグリキャップは06年に2頭に種付けしたのを最後に種牡馬を引退。産駒に目立った活躍はないまま、07年5月1日にグレイスクインが産んだ牝馬が最後の産駒となった。アイドルホースだった父にあやかり、幼名はアイドルから「アイちゃん」。毛色は父と同じ芦毛だ。昨年11月末に育成場に入り、騎手の指示に慣れる練習などを積んでいる。甘えたがる性格で、時々わがままなところも見せるが、物覚えは早いという。
所有するローレルクラブの日山知巳さんは「オグリの産駒はもう見られない。競馬場でその走りをファンの目に焼き付けてほしい」と話す。同クラブは「アイちゃん」の購入資金や維持費を共同出資する会員を募集中。問い合わせ先は電話03・3669・4141。
-日刊スポーツ-







