2009年1月21日水曜日

浜田師“ラスト”重賞Vへ全力 2連勝中ネイキッド送り出す…平安ステークス -馬皇競馬ニュース-







 平安S・G3(25日、京都・ダート1800メートル)にネイキッドを送り出す浜田調教師は、2月いっぱいでトレーナー生活にピリオドを打つ。8年余も遠ざかっている重賞Vへ、残された時間はわずか。2連勝中の上がり馬にすべてを注いで勝利を目指す。

 最後のチャンスかもしれない。ネイキッドで挑む平安Sに、浜田調教師はかけている。「オレにはもう時間がないからな」27年にわたる調教師生活も2月いっぱい。G17勝のトレーナーが定年前に、もうひと花を狙って燃えている。

 デビュー当初から期待の素質馬が2連勝でオープン入りを果した。「1週前には体重の重い助手が乗って坂路で52秒5。充実してきたし、京都も一番合う。ここ2走より軽い56キロも大きいしな」ようやくたどりついた重賞の舞台に手応えを隠さない。
8年余遠ざかる 最後の平地重賞Vは、00年エリザベス女王杯のファレノプシス。もう、8年余りも遠ざかってしまった。思い出に残るレースは93年の菊花賞だ。皐月賞、ダービーともに2着。涙を飲んだビワハヤヒデが最後の1冠を手にした。「いつも、もうひと押しだった。それを利かせるために坂路3本追い。やって良かったと思えたよ」5馬身差のレコードVは、今も鮮明に脳裏に焼き付いている。

 ウオッカより11年も前に、2歳女王ビワハイジでダービー(13着)に挑戦している。「レース中のケガで馬にかわいそうなことをしたが、そのハイジも最後は引退レースの京都牝馬特別を勝ってくれてね」と懐かしそうに振り返った。ファレノプシスの時も引退レースV…。「馬の引退では勝たせたけど、自分の引退レースはなあ」と笑うが、結果を出せばその先のG1にも間に合う。夢をつなげるためにも、ネイキッドに全力を注ぐ。
-スポーツ報知-







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