2009年1月16日金曜日

【日経新春杯】モナーク豪快!連覇へ万全 -馬皇競馬ニュース-





 「日経新春杯・G2」(18日、京都)
 有馬記念では最低人気ながら鮮やかな追い込みで2着。日本中をアッと言わせたアドマイヤモナークが、今回は連覇を目指して堂々と主役を演じる。栗東DWでの追い切りでは豪快に追走先着。パートナーを寄せつけない好内容を披露した。万全の状態で淀の舞台に挑む。同じくDWで追われたアグネストレジャーは馬場が荒れた時間帯だったが、シャープな動きで好調をアピールした。
  ◇  ◇
 最低人気に奮起する銀メダル駆け。有馬記念ではレース史上最高配当となる、3単単98万円超えの波乱を演出したアドマイヤモナーク。今回は一転、主役として淀の舞台へ。昨年、重賞初制覇を飾った思い出のレースで連覇を見据える。
 雪が舞い散るなか、栗東DWでの追い切りは僚馬アドマイヤレグルス(6歳1000万下)を1馬身追いかける形でスタート。緩いペースでもムキになるしぐさを見せず、鞍上の高田(レースは川田)のリードにピタリと折り合う。4角で外から並びかけると、一気に闘争本能に火がついた。
 早めに手が動くパートナーを横目に、直線半ばまでは手綱を持ったまま。ラスト二百メートルでの肩ムチに反応し、グンとギアを上げる。ラストは豪快に抜け出し、1秒1の先着でフィニッシュ。6F85秒5-41秒1-12秒8。時計以上の鋭さで好調をアピールした。松田博師は「しまい重点。その通りに動きは良かったな。年齢的に上積みはないが、有馬記念の状態は維持できている」と納得顔。激走した反動の心配は無用だ。
 年が明けて8歳。競走馬としてはピークを過ぎる年齢となったが、昨年2つの重賞タイトルを獲得した遅咲きの1頭。むしろ今が充実期だ。「馬は相変わらず若い。ただ、本当に若かったころのやんちゃな面はなくなって、貫禄が出てきたな」と成長を感じ取る。
 レース史上初の連覇へ自信はあふれんばかり。「東京は合わないのもあるが、天皇賞(秋)あたりは調整不足の面もあった。有馬のときは状態が良かったし、ああいう展開になるとも思っていたからな。斤量は58キロでも苦にしないし、京都も相性のいいコース。集中力が課題だが、大崩れはしないんじゃないか」。昨年、G1ロードを歩んでより一層磨きをかけた末脚を武器に、今回も存在感を示す構えだ。
-デイリースポーツ-







FC2にほんブログ村 競馬ブログへ人気ホームページランキング人気ブログランキング【ブログの殿堂】ブログランキング.net