
2冠牝馬ブエナビスタに不安は皆無だ。全休日明けの18日は角馬場からダートコースを1周。気合が乗り、闘争心あふれるキャンターを見せた。「本当に順調。いい形で追い切り(19日)ができそう」と松田博調教師は満足顔だ。
鞍上の安藤勝騎手は03年8月17日のGIIIクイーンS(ヤマカツリリー9着)以来約6年ぶりに52キロで騎乗する。53キロも07年12月23日のGI有馬記念(ダイワスカーレット2着)以降、騎乗しておらず、最近は年齢(49歳)的なこともあり、きつい減量は避けてきた。
先週の日曜札幌12R留萌特別(ファイブスター7着)で負担重量55キロに対し、安藤勝の鞍は1.8キロだった。規定の重量には錘で調整するにせよ、安藤勝の体重は推定で53キロ前後。少なくともあと2キロの減量が必要だが、「土曜日に競馬に乗ったらある程度(体重は)減るし、日曜はこれ(札幌記念)からしか乗らないからね。(日曜の)午前中で体重を調整するよ。うん、大丈夫だよ」と周囲の心配を一蹴。超過重量が2キロ以内で裁決委員がやむを得ない事由であると認めた時は超過重量でも騎乗可能だが、本人は意に介してない。日曜は体重調整をしながら、体力を温存して札幌記念に備える。凱旋門賞の壮行レースへ向けて、人馬とも順調だ。(高尾幸司)
-サンケイスポーツ-












