2009年2月12日木曜日

ムチ3発踏ん張ったベンチャーナイン…ダイヤモンドS追い切り -馬皇競馬ニュース-







 ◆ダイヤモンドS追い切り(11日) 長距離重賞のダイヤモンドS・G3(15日、東京・芝3400メートル)で初タイトルを狙うベンチャーナインは11日、美浦トレセンのウッドチップコースで追われた。長丁場を意識して、いつになくハードなけいこを敢行。スタミナ強化を図った。長距離で新境地を開拓したいドラゴンファイヤーも、同じコースでしぶとく伸びて、自慢の持久力を見せつけた。

 一発、また一発。へこたれそうになるパートナーを励ますように、武士沢は、ウッドチップコースでベンチャーナインに計3発の右ムチを浴びせた。ゴール地点を通過してからも、スピードを緩めない。向こう正面まで流していく形で、6ハロン86秒4。時計以上にハードな内容で、マラソンレースに耐えられるスタミナを強化した。

 「ゴール板を過ぎてからの動きが良かったですね。いい感じで走れました」。武士沢は、調教スタンドの前に引き揚げて来ると、迎え出た小桧山調教師に鞍上から報告。「具合はいいと思います。レースでは自分の力を出し切って走る馬ですから、楽しみですね」と笑顔を見せた。

 前走の有馬記念(10着)は、勝負どころで内にもたれて本来の走りができなかった。武士沢が騎乗した4日の1週前追い切りも、やはり、内にささってチグハグな形に。陣営は今回、リングバミの使用を決断した。効果はてきめん。「先週よりも断然いいですね。加えて今回は左回り。心配はないと思います」武士沢は “新兵器”の効果に手応えを感じている。

 条件クラスから挑戦する馬もいる顔ぶれ。G1戦線で戦ってきた経験は、何とも頼もしい。「この相手なら、どうにかしないと、という気持ちはある。先々のために、賞金を加算しないとね」と小桧山師。負ける訳にはいかない一戦と位置付け、3歳春のプリンシパルS以来、9か月ぶりの勝利を誓った。
-スポーツ報知-







FC2にほんブログ村 競馬ブログへ人気ホームページランキング人気ブログランキング【ブログの殿堂】ブログランキング.net