2009年2月13日金曜日

リーチザクラウン79秒7一番時計…きさらぎ賞追い切り -馬皇競馬ニュース-






 ◆きさらぎ賞追い切り(12日) きさらぎ賞・G3(京都・芝1800メートル)の最有力候補、リーチザクラウンは12日、栗東トレセンのDウッドチップコースで追い切られた。武豊を背に、課題の折り合いもピタリとついて、6ハロン79秒7の一番時計。格下のパートナーに先着を許しはしたが、陣営に一点の曇りもなかった。

 リーチザクラウンは、Dウッドチップコースの6ハロン地点からスタート。デビュー前のアイアンルック(15日小倉の新馬戦に出走)を3馬身後ろから追いかけた。

 徐々に差を詰め、直線は外から迫る。だが、並ぶことができない。一度は半馬身差まで詰め寄ったものの、逆にラスト1ハロンは、再び1馬身突き放される始末。首をかしげたくなる光景が展開された。

 まさかの遅れ。しかし、武豊は余裕の笑みを浮かべて言った。「少し後ろから行き過ぎた。届かなかったが、これが競馬じゃなくてよかったよ」

 時計を見れば、それも納得。6ハロン79秒7は、この日の一番時計だった。先導した新馬の動きには驚くばかりだが、ラストも強めの手応えで12秒7。しっかり伸びている。「今までになく折り合いはついたし、動きは良かった。競馬でどうかは分からないが、先週よりもいい」とユタカ。燃え過ぎる気性だけに、この折り合いが何より重要だったのだ。

 ラジオNIKKEI杯2歳Sは、ハイペースで気分よく行き過ぎた。2着に敗れた教訓は、中間の調整に生かされている。「時計を出すことが目的じゃなく、今日は手応えを確かめる程度。相手が走り過ぎたが、中間も含めて折り合いを重視してきた。競馬で控えるかどうかは、乗り役が判断する」と橋口調教師は自信の仕上げだ。

 クラシック制覇という大きな目標を前に、課題を持って挑むG3。「控える競馬にもトライしたいが、無理にそうはしない。まずは勝たないといけないから。夢を持って皐月賞へ挑めるような競馬をしたい」と武豊。敵なしとまで思えた圧倒的なスケールがよみがえるか。
-スポーツ報知-







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