
◆七夕賞追い切り(8日) 美浦トレセンの坂路では、トウショウシロッコがラスト1ハロン11秒8。馬なりのまま鋭く伸びて、久々の不安を一掃した。
坂路に入ったトウショウシロッコは、残り600メートルから1ハロン12秒台にペースを上げた。1秒ほど先行したメジロゲッタウェイ、メジロローレンス(いずれも3歳未勝利)との差は、残り200メートルで2馬身。鞍上が手綱を動かさないまま、シャープな伸び脚で53秒5−36秒7−11秒8。最後は逆に1馬身突き放し、約4か月のブランクを感じさせなかった。
「1週前(53秒8)と同じくらいの時計でも、楽に動けるようになっている。ムキになる感じも抜け、しまいの切れが良くなった。多少、重いかなと思うけど、息がいい」と吉田豊の感触は上々だ。
3月の中山記念で9着に敗れたあとは、連戦の疲れを取るためリフレッシュ放牧。この夏は、サマー2000シリーズに全力投球だ。一昨年、厩舎の“先輩”ユメノシルシがチャンピオンとなったゲンのいいシリーズの第一戦。「器用だし、馬場が悪くても大丈夫」と吉田。いい形で新潟記念(8月30日、新潟)へつなげ、王座を射止めるつもりだ。
-スポーツ報知-












