
<東京新聞杯:追い切り>
東京新聞杯(G3、芝1600メートル、31日=東京)でショウナンアルバ(牡4、二ノ宮)に乗る松岡騎手に難題が与えられた。名うての癖馬で折り合いが難しい。28日の追い切りでもそんな弱点を露呈した。
坂路1本で体を温めるとポリトラックへ。2頭出しのリキッドノーツが先導し。向正面は3、4馬身後方を追走する。ところが3角でペースが落ち着くと暴走気味に加速。ジョッキーが腰を引き懸命になだめても、右すぐ後方にまで迫ってしまった。その分、直線で伸びを欠き半馬身遅れた。
昨年2月の共同通信杯を勝ち一躍、スターダムに駆け上がったが、その後は6戦して未勝利。今回も控える競馬を試みるものと見られるが「身のこなしなど素質は感じるが、あの気性だからねえ」と先週の金曜日に続き2回目の手綱を取った松岡は話した。二ノ宮師は「いずれにしろ、どこまで我慢できるかだが実戦になればペースは速くなるからね」と楽観的。果たして新コンビで復活なるか。注目の舞台は共同通信杯と同じ府中のターフとなる。
-日刊スポーツ-







