
◆京都牝馬S追い切り(28日) ニシノマナムスメは、Cウッドチップコースで単走。6ハロン地点からペースアップし、外ラチ沿いを回って直線に入ってきた。鞍上が軽く手綱をしごいただけでスムーズに加速し、ほぼ馬なりでラスト12秒4(6ハロンは82秒8)。見事なフィニッシュを決めた。
「先週はちょっと太めだったから、びっしりやった。これでちょうど良くなる」と安藤助手。追い切り後の計量では、鞍を着けて458キロ。レースでは前走と同じ448キロぐらいになりそうだ。「カイバを食べ、体が減らなくなったから、調教を加減しなくていい。パワーが出てきた」以前の線の細さは影を潜め、すっかり“熟女”の雰囲気だ。
前走の愛知杯では1番人気を集めたが、8着と完敗。好位から抜け出しを図ったところで失速した。「一頭になってフワッとした。気難しさが出たのかも」と安藤助手は敗因を分析。河内調教師は「0・5キロ(55・5キロのトップハンデ)が余分だった」とみている。
今回は別定重量で54キロ。距離も実績のある1600メートルに替わる。「やはり、差す競馬が合う。ルメールも2度目だし、大丈夫だろう。マイラーズC(カンパニーの2着)くらい走れば」トレーナーは待望の重賞初Vに期待を膨らませていた。
-スポーツ報知-







