
「函館記念・G3」(26日、札幌)
開催日4日間の騎乗停止処分を受けていた藤岡佑介騎手(23)=栗東・フリー=が今週から復帰。昨年の札幌開催では3勝にとどまったが、今年は早くも11勝を挙げ、札幌リーディング4位につけている。函館記念はドリームサンデーに騎乗。重賞制覇を狙うとともに、気持ちを新たに、札幌リーディングトップ奪取へ向けアタックしていく。
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ばん回に燃える再スタートだ。藤岡佑は5日の札幌9Rで斜行し、開催4日間の騎乗停止となった。今週から戦列復帰。23歳の若武者が勝ち鞍量産を誓う。
デビューした04年から6年連続で北海道シリーズに参戦。リーディング上位のジョッキーが顔をそろえる“虎の穴”にその身を投じ、腕を磨いてきた。「例年、函館はまあまあ勝てても、札幌はなかなか勝てなかった」。04年から08年の過去5年を振り返ると、46勝の函館に対し、札幌は29勝。そんな傾向を急変させたのが今年だった。札幌開催6日間で11勝を挙げる大活躍。16日間で3勝だった昨年に比べれば大躍進の数字を残した。
札幌リーディング2位に付けていたところでの4日間の空白。「いいリズムだったなかでの騎乗停止ですからね。反省しながら、でもその流れを切らないように。悪いことを引きずらない性格なんです。寝ると忘れる」とはにかんだ。
復帰週の目玉は函館記念。コンビ復活となったドリームサンデーで挑む。「(中舘さんが乗って)前哨戦で2着に来たのに、戻してもらって。普通ならそのままとなるのが流れなのに…。チャンスをもらったので生かしたい」と力を込める。札幌リーディング4位へと後退した若武者がVを渇望する。「上位の人の数字は気になるし、ひとつでも追いつきたい」。残り14日間の札幌開催。猛チャージで奪首を狙う。
-デイリースポーツ-












