
ついに、“サンデー王朝”が終えんの時を迎えようとしている。通算2736勝、G171勝、重賞308勝、13年連続リーディング1位…。数々のJRA記録を打ち立てたサンデーサイレンス(02年死亡)だが、今年は障害未勝利(エイシンテンリュー)の1勝だけ。平地では、まだ一つも勝っていないのだ。
ラストクロップは、現6歳世代。現役で稼働する馬も残り少なくなった。オープン勢のラインナップは、マツリダゴッホを筆頭に、キングストレイル、エアシェイディ、マルカシェンクなど、まだまだ充実しているが、往年の迫力が薄れているのは、もはや否定できない現実だろう。
大阪杯は、アグネスタキオン(ディープスカイ)、ステイゴールド(ドリームジャーニー、サンライズマックス)、アドマイヤベガ(アドマイヤフジ)など、自身が送った2世種牡馬の産駒が、その前に立ちはだかる。偉大な父として、最後の威厳を示したいところだが…。
-スポーツ報知-












