
新潟のメーンレース、オープン特別のNST賞(8月2日、ダート1200メートル)へ向けて29日、ダートで9戦8連対の実力馬ダイワディライトが追い切った。
美浦南Dダートコースの真ん中を、迫力満点のフットワークで伸びる。2月末の千葉S(2着)以来5か月ぶりだが、影響は全く感じさせない。前半、7馬身先に行かせたアンブロークン(4歳500万)を、逆に7馬身引き離す豪快なパフォーマンス。5ハロン61秒8の好時計を刻み、いっぱいに追われたラスト1ハロンは11秒8で締めた。
動きを見届けた二ノ宮調教師は、満足そうに言った。「先週の時計が遅かったので、思い切り追った。ふだんはダラダラしていても、追うごとに気持ちが入っていく馬。これで、息はできた」。
新潟には、苦い思い出がある。昨年8月。同じ1200メートルの岩室温泉特別で6着に敗れた。「あの時は速いペースで先行する形になったからね。ここを目標に仕上げたし、過程は良かったと思う」とトレーナー。キャリアの中で唯一の汚点を消し去るべく、再び越後へ乗り込む。
-スポーツ報知-












