

◆阪急杯追い切り(25日) 阪急杯・G3(3月1日、阪神)で重賞初制覇を目指すファリダットが25日、栗東の芝コースで追い切った。最初の1ハロンを15秒6とゆったり入り、5ハロン地点から馬なりでスピードに乗る。軽快なフットワークで流れるようにラップを上げて直線へ。ラスト1ハロンから気合を注入され、不良馬場でラスト11秒5と破格の時計をマークした。
見届けた松元調教師が笑顔で話した。「併せ馬の予定だったんだけど、前が飛ばしすぎた。四位騎手だから、うまく調整してくれた」5ハロンの62秒9は、この日の最速時計。鞍上の機転のおかげで、狂いのない仕上げが完了した。
「この馬は、動きがいいのが当たり前。言うことなしだね。ちょっと間があいているので、ある程度やった」と四位も納得の表情。京阪杯2着、阪神C2着、京都金杯3着と惜敗が続いているが「決め手をG1で生かせるようにやっている。最高の形で行けるようにしたい」とあくまでも過程と考えている。母ビリーヴとの母子制覇がかかる高松宮記念(3月29日、中京)へ向け、進化した走りを見せてくれそうだ。
-スポーツ報知-







