
◆マーメイドS追い切り(18日) マーメイドS(21日、阪神)で“復権”をかけるリトルアマポーラは18日、栗東トレセンのDウッドチップコースで追われた。昨年のエリザベス女王杯馬は併せたパートナーをアッという間に突き放し、ラスト1ハロン11秒4。存在感をいやというほど見せつけた。
Dウッドチップコースに入ったリトルアマポーラは、アグネスシグマ(4歳500万)を1秒以上も追走した。気負わず、流れるようなフットワーク。直線に向いてもその差は2馬身あったが、残り200メートルで並び、影山助手のゴーサインに瞬時に反応した。ラスト1ハロンは11秒4。強烈に弾け、最後は2馬身差をつけてフィニッシュだ。。
「追い切りに関しては文句なし。動きも反応も良かった」という影山助手の言葉通り、今回の最終追い切りの方が格段によく見える。「ヴィクトリアマイルは6着だったけど、まだ良くなる段階だった。今度は阪神での競馬。470キロ台半ばの体重で出られそう」
当初は宝塚記念へ挑む予定もあったが、手堅くこのG3戦を選択した。「前走後はすぐにマーメイドSも視野に入れていたから。56・5キロは、G1を勝っているので仕方ない。何とか結果を出したい」と影山助手。女傑ウオッカのいない牝馬限定戦なら、落とせない一戦と言いたげだ。
福永の表情にも陰りがない。「多少の雨は大丈夫だと思う。絶対的な強さを持っている馬じゃないけど、本質的に中距離の馬だから。力さえ出し切れば」とエリザベス女王杯馬の実力を信じていた。
-スポーツ報知-












