
◆ヴィクトリアマイル追い切り(14日) 栗東では、昨年のローズSの勝ち馬・マイネレーツェルが、坂路コースで活気あふれる動き。1月の日経新春杯以来の実戦も、大一番へきっちり仕上がった。
坂路に入ったマイネレーツェルは、ラチ沿いを真っすぐに駆け上がった。しまい重点の内容とはいえ、機敏な脚運びで800メートル55秒3−39秒6−12秒7。活気ある動きは、休み明けを感じさせない。
五十嵐調教師のコメントも、久々のハンデなど頭にないかのようだ。「先週、ハードに追っているからね。直前は馬なりでサッと追うのは、いつもと同じパターン。休養明けだが、牧場でもすごく乗っていたし、この馬は間隔をあけた方がいい気がするからね」と好調をアピールした。
1月の日経新春杯で15着に敗れ、それ以来の実戦。やや影が薄くなっているが、はまった時の末脚には威力がある。昨秋はローズSで差し切り勝ちを決め、古馬相手のエリザベス女王杯でも4着に踏ん張った。地力はこのメンバーに入っても、ひけを取らない。
だからだろう。強敵の存在は承知で、トレーナーは期待感をにじませる。「体は420キロを切るくらいで出せると思う。マイルは合うと思うし、自分の形に徹して流れが向けば…。ゴール前は外に出したいね」思い描くのは、大外からの直線一気。長い府中の直線にすべてをかける。
-スポーツ報知-










