
秋の活躍が期待される3歳馬が名を連ねるラジオNIKKEI賞は7月5日に開催する。先日、急死したアグネスタキオン産駒のアドマイヤメジャーは、2連勝中の上がり馬。未勝利脱出まで“道草”を食ったが、V3を達成すれば、一躍、菊花賞の有力候補に躍り出る。
“別馬”になった今なら、重賞制覇も夢ではない。中京で未勝利、500万を連勝したアドマイヤメジャーが、3連勝でのタイトル奪取を狙っている。
デビュー戦こそ2着に頑張ったが、その後は連続5着。結果を残せなかったのは、精神的な弱さが原因だった。「イレ込み癖があって、ゲートの後ろでもイライラ。レース前に終わっちゃった感じ」と友道調教師。その後は無理をせず、2か月半ほど間隔をあけた。これが“大変身”につながった。「パドックを1人で引けるくらい落ち着いてきたし、逃げなくても競馬ができるようになった」。使うごとに減っていた馬体重(446キロ→436キロ)も、ひと息入れた後の2戦(446、448キロ)は安定している。
25日は、Cウッドチップコースでいっぱいに追われた。28日にも坂路で53秒6。間隔が詰まっているのに、しっかり時計を出している。「2勝した時に秋まで待ってもいいと思ったけど、状態がいいので使う。器用なところがあり、小回りで実績を出しているだけに楽しみ」と友道師。秋の大舞台に向け、着実に賞金を積みに行く。
-スポーツ報知-












