
◆アンタレスS追い切り(23日) アンタレスS・G3(26日、京都・ダート1800メートル)で、重賞初制覇がかかるダイショウジェットが23日、栗東トレセンのCウッドチップコースで追い切られた。大型馬らしく、ゆったりした脚どりで、6ハロン82秒1。しっかり追われたラスト1ハロンは11秒8。パワフルに伸びた。
予想を上回る好時計に、大根田調教師は「いつもの感じなら83秒で行って12秒半。82秒で行くと最後はモサッと見えるのに、今日は無理をしていないのに、それがなかった」と笑顔を見せた。
“下積み”が長かったが、6歳の今年になって本格化した。休み明けのポラリスS(阪神)を快勝。続くマーチS(中山)でも、13番人気で2着。優勝したエスポワールシチーは、フェブラリーS4着馬。フロックでは片付けられない内容だ。
前走で548キロの雄大な体を誇る。「馬がデカいから、しっかりするまで時間がかかったのだろう。今年になって、本当の筋肉がついたんだと思う」とトレーナー。しかも、6勝のうち、4勝を挙げている得意の京都に替わる。「あとは展開。先行できるぶん、雨が残ってくれればありがたい」。本当の快進撃が始まるのは、これからかもしれない。
-スポーツ報知-










