2009年4月19日日曜日

アンライバルド『1強』宣言の豪脚! 岩田「凄い脚だった」=皐月賞 -馬皇競馬ニュース-


鉄板

▲▲今週の重賞買い目▲▲







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 世代ナンバーワンを決める3歳牡馬クラシック三冠レースの第1弾・第69回GI皐月賞が19日、中山競馬場2000メートル芝で行われ、3番人気に支持された岩田康誠騎乗のアンライバルド(牡3=友道厩舎)が中団追走から直線一気の豪脚でV! 史上6組目となる父ネオユニヴァース(03年)に続く父仔2代制覇を達成し、クラシック第一冠目を手にした。勝ちタイムは1分58秒7。騎乗した岩田、管理する友道康夫調教師ともに皐月賞初勝利となった。

 一方、『3強』の一角で横山典弘が騎乗した1番人気ロジユニヴァース(牡3=萩原厩舎)は14着、もう一角の武豊騎乗の2番人気リーチザクラウン(牡3=橋口厩舎)は13着と、ともにまさかの大敗。なお、2着には1・1/2差で8番人気トライアンフマーチ(牡3=角居厩舎)、さらに1/2差の3着には4番人気セイウンワンダー(牡3=領家厩舎)が入った。

◇ ◇ ◇

 『3強』の勢力図を一気に塗り替えるV撃一閃! 鞍上の岩田はシビれる感触を手に残したまま、驚きの表情でラストの豪脚を振り返った。
 「もうね、凄い脚を使ってくれましたね。ちょっと仕掛けが早いかなと思ったんですけど、勢いで行ってしまおうと」
 馬群の中でもがくライバルのロジユニヴァース、リーチザクラウンを横目に並ぶ間もなく外から飲み込んだ脚は、まるで津波のよう。直線坂で一気に後続を突き放した時点で、すでに勝負あり。この前団に取り付く一瞬の脚、さらにそこから一気に突き放す瞬発力こそが、アンライバルドの真骨頂だ。

 前走のトライアル・GIIスプリングSをはるかに上回る強さを本番で見せたのだから、恐れ入るばかり。友道調教師はこの中間の状態の良さを、まず勝因に挙げた。
 「前走後の中3週もすごく順調で、何も心配事がありませんでしたね。今回の方が落ち着きがありましたし、あとはジョッキーに任せるだけでした」
 中山入厩後、当日の装鞍所、パドックといずれも前走以上の落ち着きを見せていたアンライバルド。スプリングSではある程度前の位置でと指示を出したトレーナーだったが、今回は「この状態で負けたら仕方ない。自信を持って乗って来い」と言っただけだった。手綱を託された岩田も「すごく馬の状態が良かったですね」と愛馬の出来の良さを確認。そして「以前はゲート裏からテンパっていましたけど、前走くらいから落ち着いてきて、すごく冷静でした」と、レースに行っての折り合いにも自信を深めていた。

 その通り、過去4戦は引っ掛かり気味だったアンライバルドだが、この大一番ではゲートを出てすぐに鞍上と折り合いバッチリ。
 「今日は折り合いだけを考えて乗ったんですけど、すぐに折り合いもついてくれて、その分、切れ味もますます出ましたね」
 ゴールデンチケット、アーリーロブストらが引っ張る前半1000メートル59秒1の速い流れの中、「むしろ、ついて行かないくらい。離れていったくらいの競馬でした」というのだから、いかにアンライバルドが流れに惑わされずに冷静に走っていたかが分かる。
 「展開もすごくハマったと思います。自分の馬は楽に走っていました」
 すべてがアンライバルドのためのレースだった。

 戦前は激戦が予想された3強対決第1ラウンドを圧巻の競馬で大勝。当然、次なるGI日本ダービー(5月31日、東京2400メートル芝)での二冠制覇に大きな期待がかかる。友道調教師が自信を深めた口調で抱負を語った。
 「使うたびにこの馬の強さを実感しますね。普段の落ち着きも出ているし、“普通の調教”ができるようになっている。課題は何もないので、あとは順調にダービーまで行ってくれれば、と思います」
 距離が延びる2400メートル、また初めての東京コースに関しても「皐月賞よりもダービーの方がチャンスがあると思っていたくらいだから」と指揮官。岩田も「これだけ折り合いがつけば、次も楽しみですね。距離も大丈夫だと思うし、頑張ってくれると思います」と、二冠制覇へ太鼓判だ。
 父ネオユニヴァースはダービーも制して二冠馬となり、また兄フサイチコンコルドも1993年のダービーを快勝し世代の頂点に立った。父仔制覇、兄弟制覇へ文句なしの王手。3強から1強独裁——アンライバルドが“並ぶ者のいない”道を突き進む!
-スポーツナビ-



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