
オークスの枠順が確定した。フローラS3着から戴冠を目指すハシッテホシーノは〔7〕枠(15)番、東京コースで唯一の重賞2勝馬ディアジーナは〔4〕枠(8)番を引き当てた。桜花賞2着のレッドディザイアは〔2〕枠(3)番から、〔4〕枠(7)ブエナビスタに再度挑む。なお、オークスの発売は土曜日から。
《美浦》20日の追い切りで最高のS評価だったハシッテホシーノは〔7〕枠(15)番。手塚調教師は「どこでもよかったし、決まっちゃったものは仕方ないですよ」と自然体。21日に厩舎周りの運動を消化した愛馬を「変わりなく来ていますよ」と泰然と見守っていた。
枠順発表で歓喜の声を上げたのは〔4〕枠(8)番を引いたディアジーナの町田調教助手だ。「好きな枠を1つ選んでいいと言われたら、ここを選んでいましたね。前回は大外でしたけど、GIでこんないい枠が当たるなんて、言うことなし」とニコニコ顔。21日は厩舎周りの運動を消化したが、「カイバも食べている」と町田助手は順調をアピール。
対照的なのが〔8〕枠(17)番デリキットピースの鹿戸雄調教師だ。「すごい外だね。できれば内がほしかった」とポツリ。「決まったものは仕方がない。不利は不利だけど、ジョッキーがうまく乗ってくれるでしょう」と柴田善騎手に望みを託した。21日は北馬場の角馬場でダクを踏んだ。
《栗東》打倒ブエナの筆頭候補レッドディザイアは〔2〕枠(3)番。この枠からは03年スティルインラブなど8頭の勝ち馬が出ている。木曜は厩舎周りの引き運動を約1時間消化。「桜花賞と違って今回は内枠になったが、特にこだわりはなかったね。スタートがいい馬なので問題ない」と松永幹調教師はドンと構える。先週の傾向からも東京は内枠有利が明白で楽にレースを運べそうだ。
桜花賞3着馬ジェルミナルはやや外めの〔7〕枠(14)番。「きょう(木曜)は引き運動のみ。うまく偶数が当たったね。調教もしっかり積めたし、(藤原英厩舎)3頭の中では一番ゆったりとしたローテーが組めた。強いブエナビスタにどうやって戦いを挑むかやな」と田代調教助手はオークス3勝の福永騎手の手腕に期待を寄せる。
-サンケイスポーツ-










