
◆オークス追い切り(20日) 桜花賞3着馬が抜群の動きを見せつけた。ジェルミナルは坂路でドラゴンウェルズ(6歳オープン)と併せ馬。パートナーを先行させて馬なりのままラスト1ハロン手前で並びかける。そこから鞍上のアクションに応えて徐々に加速、ラスト100メートルで右ステッキが入ると、一気に3馬身突き放してフィニッシュした。
51秒4−38秒0−12秒7。「全体の時計は速かったけど、最後まで脚どりは確か。引き続き好調をキープできている」手綱を執った福永から自然と笑みがこぼれる。「あれで速い時計が出るのだから、いい状態をキープしているということ」動きを見守った藤原英調教師の表情からも状態の良さは明らかだった。
過去5年でオークス3勝の鞍上は逆転に自信を見せる。「桜花賞で、次に向けていい感触をつかんでいた馬は勝っている」04年には6番人気ダイワエルシエーロで、単勝1・4倍、無敗の桜花賞馬ダンスインザムードを倒し優勝。1強ムードだった当時と今回は状況がダブる。
ブエナビスタとの差は確実に詰まっている。阪神JFが1秒1あったが、桜花賞では0秒3差。「距離が延びていい馬。前走並みにいい競馬ができると思う。桜花賞よりも楽しみ」と指揮官。府中の2400メートルで大金星をつかんでみせる。
-スポーツ報知-










