
桜花賞&オークスの2冠制覇へ、態勢は着々と整っている。追い切りを翌日に控えたブエナビスタは19日早朝、DWコースを左回りでゆったりと2周。東京コースを意識して左回りで調教を行ったわけではなく、「変わりがなければ、それでいい」という松田博調教師の考えのもと、あくまでも通常の調教メニューを消化したものだ。
フットワークは非常に軽やかで、気配は最高とまでいっても過言ではない。以前は全休日明けにはうるさい面を見せていたが、「前に比べると余計なことをしなくなっているので、楽なもんや。キャンターの感じも落ち着いていて、言うことない」。雑談を交えながら、松田博師は笑顔を見せる。仏GI凱旋門賞(10月4日、ロンシャン、芝2400メートル)を視野に入れる日本のヒロイン。このまま無事にさえ行ってくれれば、が周囲の願いだ。
-サンケイスポーツ-










