
◆オークス追い切り(20日) デリキットピースは、柴田善が騎乗して、坂路でポンテディリアルト(4歳500万)を2馬身追いかける形でスタートした。道中は、鞍上との折り合いも完璧。坂の途中で並びかけると、しぶとく食い下がった相手に馬なりの手応えで首差ほど先着してゴールした。
54秒6−39秒8−12秒6。特に目立つ時計ではないが、軽快な脚さばきに体調の良さは伝わった。「速いタイムは出すつもりがなかった。きちっとした併せ馬ができれば良かった」と鹿戸雄調教師は、思い通りの内容に満足げだった。
新馬を快勝、2戦目の忘れな草賞は12キロ減の馬体重で連勝を果たした。「体は戻っている。キャリアが浅く、2400メートルも初めて。厳しいレースは覚悟しているが、将来のためにも、こういうレースを経験させたい」とトレーナー。無欲での挑戦が、かえって不気味さを漂わせている。
-スポーツ報知-










