
先輩スプリンターを倒して重賞初制覇へ。CBC賞(14日、中京・芝1200メートル)で、3歳馬エイシンタイガーが古馬の胸を借りる。6月に開催が移った06年以降、3歳馬は3頭が参戦して〈14〉〈10〉〈15〉着。厚い壁にはね返されているが、勝算があればこその参戦だ。
陣営が自信を深めたのは、前走の葵S(京都、芝1400メートル)だ。ラスト50メートルで先に抜け出したアグネスナチュラルを捕らえ、後続の猛追をしのいだ。「うっぷんを晴らしてくれる競馬だった。あれで詰めの甘さを解消してくれたかな」と西園調教師。今春は、マーガレットSが0秒1差3着。橘Sも0秒1差2着。詰めの甘いレースが続いた矢先の勝利だった。
「この世代でも評価が高かった馬。これから先は古馬と戦わないといけない。1400メートル1分20秒4。時計面からは、古馬に混じっても通用すると思う。センスがいいし、好位でも競馬ができる。伸び盛りの力で、どこまでやれるか」と力を込めた。
状態も万全だ。1週前の3日は、坂路で4ハロン52秒5−12秒3。古馬にも劣らない動きを披露したばかり。「仕上がった。ハンデ52キロでどこまでやれるか」と指揮官。“恵量”を味方にスピード自慢の3歳馬が波乱を演出する。
-スポーツ報知-












