
関屋記念・G3(9日、新潟・芝1600メートル)で、昨春のスプリングS以来の重賞制覇を目指すスマイルジャックが5日、美浦のウッドチップコースで力強い動きを見せた。
5ハロン地点から、内エルサフィール(3歳500万)、中プロスペラスマム(2歳新馬)を3馬身追走。大外を回って直線の半ばで並ぶと、楽な手応えのまま併入した。
5ハロン67秒6、ラスト1ハロンは12秒6。2歳馬はへとへとだったが、涼しい顔で引き揚げて来た。「先週しっかりやっているので、2歳馬の教育係という感じ。輸送があるから、これぐらいでいい。いい感じで競馬を迎えることができそう」と小桧山調教師は満足そうだ。
昨年のダービー2着馬。4歳夏を迎え、成長を見せている。「無駄な動きをしなくなった。以前はいきなりトップギアに入ってしまったけど、今は徐々に加速するようになった」とトレーナーは言う。
今年は、東京新聞杯、マイラーズCで3着に入ったが、続く京王杯SCと安田記念は、不利の影響で〈7〉〈9〉着に終わった。「ここまで賞金を加算できなかったのは痛かった。次走は『ここに行く』とはっきり言えるぐらいの馬になってもらいたい」と小桧山師。実りの秋へ、そろそろ2つ目のタイトルがほしい。
-スポーツ報知-












