
◆皐月賞追い切り(16日) 坂路に入ったフィフスペトルは、ボーダレスワールド(4歳1600万)を3馬身追いかけた。最初の1ハロンは14秒2。ゆっくり入り、こう配がついた地点からスピードアップ。残り1ハロン地点で並びかけ、気合をつけられたゴール前でグイッと半馬身出た。4ハロン51秒4。最後の200メートルは11秒8だ。
「馬をあまり興奮させないように、折り合いを重視して追った」と加藤征調教師。指揮官の狙い通り、むきになって追いかけず、パワフルに駆け上がった。デビューから少しずつレースの距離を延長。初めての2000メートル戦になるが、折り合い面の心配はいらないようだ。
頼もしい助っ人を得た。初コンビの安藤勝は、先週の桜花賞を圧倒的1番人気のブエナビスタで制したばかり。その手腕に、トレーナーは全幅の信頼を置いている。「当日の雰囲気で乗ってもらえば問題ない。心配は全くしていない」。最強のパートナーを迎え、“3強”の壁を打ち砕くか。
-スポーツ報知-










