
◆皐月賞追い切り(15日) この皐月賞で、イグゼキュティヴ陣営が描くイメージは「先行押し切り」だ。瞬発力不足を補うため、「積極的に乗ってみたい」と松岡。そこで追い切りも、これまでのような「追走」ではなく、前を進む形を取った。
ニューポリトラックコースの5ハロン地点からスタート。ビッグスワン(4歳1000万)を1馬身リードして進めた。4コーナーでは外を回って最後の直線。松岡が仕掛けると、期待通りの踏ん張りを見せた。66秒1−37秒8。その差は1馬身のまま変わらなかったが、抜かせることなくフィニッシュした。
「良かったですね。いいけいこができました。最後まで脚どりは確かでした」と松岡。斎藤誠調教師も「今日の動きならいいですね」と納得顔だ。
ホッカイドウ競馬から転入初戦のスプリングSは、まさかの16着大敗。「3回乗ったうちで一番、4コーナーの手応えが良かったのに…。集中力がない」という松岡の言葉を受け、17日の調教ではチークピーシーズを試用することになった。効果があれば、実戦でも使う予定だ。「集中すれば、そんなに差はない。自分の競馬に徹して、スキを突きたい」と松岡。持ち前の思い切りのいいプレーで“3強”に挑む。
-スポーツ報知-










