
牡馬クラシック3冠競走第一弾「第69回皐月賞」(GI、19日、中山11R、芝2000メートル)に向け、有力各馬が栗東、美浦のトレーニングセンターで追い切られた。
先週の桜花賞は1強ムードだったが、牡馬クラシックは3強対決の構図。04年ダイワメジャー以来の関東馬制覇がかかる無敗のロジユニヴァースは美浦の南ウッドコースでの調整。
2馬身先行する僚馬を追いかけ、途中、4馬身ほど開いたが、直線で並びかけると逆に4馬身突き放す豪快な併せ馬。馬場は深夜の大雨で悪化した状態だったが、馬なりのまま5F64秒2−4F49秒8−3F37秒7を軽々とマーク。ラスト1Fも12秒7と申し分ない伸び。完璧な状態で1冠獲りへ向かう。
3強の一角アンライバルドは栗東のCウッドコースでの追い切り。
1秒先に行くストラディヴァリオを追走し、4コーナーで追いつくと、鞍上のGOサインに素早く反応。並ぶ間もなく4馬身置き去りにする横綱相撲。時計も6F79秒5−5F64秒4−4F50秒6−3F37秒6−1F12秒4と文句なし。
2歳王者のセイウンワンダーもCウッドコース。前走の弥生賞は太めの馬体で敗れたためか、中間からビッシリ乗り込まれている。この日も長めの7Fから95秒9−5F64秒3−4F50秒3−3F37秒0−1F12秒4を直線いっぱいに叩き出されてマークし、併せた相手に3馬身先着。すっきりした馬体から繰り出すフットワークは軽快そのもので、前走時とは雲泥の差。2歳王者の巻き返しは現実味を帯びてきた。
3強のもう1頭、リーチザクラウンは木曜(16日)に追い切られる予定。
-netkeiba.com-










