
牡馬クラシック第1弾「第69回皐月賞」の枠順が16日、確定した。希望通りの大外18番を引き当てたリーチザクラウンは木曜追いでもDWコースで6F77秒7の猛時計をマーク。状態の良さと持ち前のスピードを全開させてのV奪取を狙う。また、同レースの馬券は17日、ウインズ新橋、後楽園で午後2時から午後7時まで前売りされる。
リーチザクラウンの木曜追いはDWコースで併せ馬。道中は先行するインダストリアル(4歳500万)との差が詰まったり開いたり。コーナー部分では馬体を離した。最後は外から約1馬身半先着して6F77秒3。ラスト1F12秒5をマークした。全体の時計は抜群でも、橋口師は決して手放しで褒めることはしなかった。
「理想の追い切りではなかった。馬体を接近させてどれだけの呼吸で行けるのかを確認したかったんですが…武(豊)君も行きたがっていた、と言ってましたね」
課題は折り合い。これは実戦でも同様だ。
「鞍上との呼吸ピッタリの競馬ができれば、ヒケを取るところは全くないと思いますよ。鞍上の意に反して行きたがるようではダメでしょう」
では策はどうするのか。この質問には特に指示は出さない姿勢を示した。
「あうんの呼吸で分かります」
橋口師から手綱を託された武豊の胸中はいかに。追い切り後、共同会見の口調はやや重かった。
「動きから状態の良さは伝わってきました」
3強ムードという戦局への見方も、ちょっとクールなものだった。
「相手は強いですけど、3頭で競馬するわけじゃない。持っている力はすごく高い。相手よりもこの馬の力をちゃんと出すことができればいいレースになる」
相手よりも自分。やはり折り合い面がポイントだ。
「引っ掛かるしね。掛かれば行っちゃうだろうし…ゆっくり走るのが好きじゃなくて、速く走るのが大好きな馬。皐月賞は逃げ馬が強いし、いいんじゃないですか」
笑顔でまとめたところに手応えがチラリ。逃げ、もしくは早め先頭から押し切りを狙うレースプランが見えてきた。
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