４日の船橋競馬で公営競技史上最高となる３連単１９１１万円の大万馬券が飛び出した。
超高額配当が出たのは７ＲのＣ２戦。人気のメジャースマイルとシルクアンタイドのたたき合いになったが、外に進路を取った１０番人気モエロタケショウと５番人気トミケンソリッドが鋭く伸び、ゴール手前で内の２頭をまとめて抜き去った。頭差で外のトミケンソリッドが勝ち、モエロタケショウが２着。３着には最後方から追い込んだ７番人気タイアルディーが入り、３連単（１１）（６）（１０）は１９１１万円。配当が場内アナウンスで知らされるとスタンドは騒然となった。
昨年１２月２５日に大井で１５２３万６０２０円の地方競馬新記録が出たばかり。今回はＪＲＡの１８４６万９１２０円（０５年１０月２２日＝東京）も塗り替え、史上最高となった。総投票数は２５万８９４３票で的中は１票（１３２０通り中１３０３番人気）。幸運を手にしたのは大井に続いてまたしてもＳＰＡＴ４（電話投票）の購入者だった。
大波乱を演出した騎手も驚きの表情を隠せない。１着の本田正重騎手が「追わせる馬なので疲れました。配当については、みんなで１９０万かなって話していたんですよ。１ケタ違うんでびっくりです。（記事が）新聞に載るのかな」と言えば、２着の内田利雄騎手も「人気がそれほどなかったんだね。すごいね。誰が取ったんだろうね」と目を丸くしていた。
-日刊スポーツ-
