2009年2月5日木曜日

マッハヴェロシティ ラスト12秒4!1馬身半先着…共同通信杯追い切り -馬皇競馬ニュース-






 名前にふさわしい、スピード感あふれる動きだった。ウッドチップコースの直線で内に進路を取ったマッハヴェロシティは、2馬身先行したエプソムメサイア(6歳1000万)に並んだのも一瞬。全身を使った豪快なフットワークで、一気に差を広げた。

 5ハロン66秒1、ラスト1ハロンは12秒4を刻み、1馬身半差でゴール。「余裕のある手応えだったし、テンションは上がり過ぎず、ずっといい状態をキープしている」武藤調教師は満足そうに言った。

 昨夏の新潟のデビュー戦を、上がり33秒1の高速フィニッシュで快勝したものの、その後は消化不良のレースが続いている。新潟2歳S(8着)は不良馬場。東京スポーツ杯2歳S(6着)は直線で不利。そして、ラジオNIKKEI杯2歳S(4着)は、1コーナーで他馬と接触して位置取りに苦労した。

 「きれいなフットワークなのが、逆に弱点。1コーナーでごちゃつくような場面で器用に立ち回れなかったり、馬場が悪いと鞍上に故障と間違わせるような動きを見せる」。武藤師は好走に条件が付く状況に、もどかしさを感じている。

 当初は来週のきさらぎ賞も視野に入れていたが、週末の天気予報が良く、出走を決断。広い東京コースで良馬場なら、完全燃焼できるはずだ。「1勝馬なので、使う重賞が限られてくる。最低でも連対してもらいたい」と指揮官。不運に泣いてきた1勝馬が、最適の条件でクラシックへの道をこじ開ける。
-スポーツ報知-







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