2009年2月3日火曜日

トーセンジョーダンV4で父子制覇だ…共同通信杯 -馬皇競馬ニュース-






 共同通信杯・G3(8日、東京・芝1800メートル)に出走するトーセンジョーダンは、目下3連勝中。クラシックの主役として注目を集める一頭だ。父ジャングルポケットは、01年のこのレースの勝ち馬。親子制覇を果たせば、春に向けて、その存在感はいっそう大きくなる。

 父と同じ道を歩もうとしている。3歳初戦。トーセンジョーダンは「東」へ進路を取った。「今後のことを考えて東京コースを一度走らせておきたかったので、ここを選択した」このレースを勝ち、ダービーで頂点を極めた父ジャングルポケットに負けないスケールを、池江寿調教師は感じている。

 デビュー2戦目から3連勝。相手が強くなるごとに勝ちっぷりも鮮やかになり、前走のホープフルSは、直線で後続をグングン突き放し、2馬身半差で快勝した。「体が減って(マイナス6キロ)、後肢の筋肉も落ち、(馬体が)三角に見えた」(同調教師)という状態だったが、オープン特別では力が違った。

 その後、栗東近くのグリーンウッドへ。馬体を立て直して栗東に戻ると、1月29日の1週前追い切りでは、Cウッドチップコースで古馬オープンのフサイチアウステルをあおる動きを見せた。「いっぱいに追わずに、6ハロン81秒台。見た目以上に時計は速く、動きも1週前としては合格点。減った体も戻っている」と良化ぶりははっきり表れている。

 昨年51勝を挙げ、厩舎開業5年目にして全国リーディングトップに輝いた新進トレーナーが、大舞台を夢に見る。「ここ2走は、2番手からの競馬だったけれど、中団から差す競馬もできる」というなら、タフな東京の直線も不問。父と同じ重賞タイトルをゲットして、クラシックの主役へと躍り出る。

 ◆毛色も流星も父ジャングルそっくり ○…トーセンジョーダンの父ジャングルポケットは、3戦2勝で01年の共同通信杯に出走。直線で内にもたれる若さを見せながら、2馬身差の完勝を収めた。その後、ダービー、ジャパンCを制覇。東京コースで特に強さを発揮した。

 種牡馬としても優秀で、初年度産駒のフサイチホウオーが、07年のこのレースを優勝している。ジャングルポケット、トーセンジョーダンともに鹿毛馬。流星の形も、非常に似ている。父はレース運びが粗削りだったが、息子は折り合い自在で、好位から安定した走りを見せて3連勝。“父以上”の期待もかかる。
-スポーツ報知-







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