
横山典弘騎手(40)=美浦・フリー=は、7日の小倉大賞典(GIII)をサンライズマックスで制し、小倉重賞初制覇を達成。この勝利でJRA全10場(札幌、函館、福島、新潟、東京、中山、中京、阪神、京都、小倉)で重賞未勝利なのは新潟のみとなり、JRA全10場重賞制覇に王手をかけた。
横山典騎手は、1986年デビュー。88年にソダカザンで重賞初制覇(ウインターS)を遂げると、翌89年にはメジロライアンでクラシックを盛り上げるなど活躍し、秋にはキョウエイタップでエリザベス女王杯を勝ちGI初勝利。この年だけで重賞9勝を挙げた。
その後は関東のトップジョッキーとして活躍し、09年2月7日現在、GI14勝を含む重賞108勝を挙げている。
そんな横山典騎手だが、新潟重賞は未勝利。春の新潟開催時はクラシック・シーズンのため東京、京都での騎乗がメイン。夏の新潟開催時は函館、札幌に参戦することが多く、新潟にはほとんど乗りに行かない。重賞100勝以上で、さらに関東所属なのに新潟重賞未勝利というのは意外なデータだ。
ちなみにJRA全10場重賞制覇を達成しているのは、現役では武豊騎手と藤田伸二騎手の2人だけ。引退騎手を含めても安田富男元騎手を入れた3人のみ。また、蛯名正義騎手はあと小倉競馬場を残すだけで、こちらもリーチとなっている。
今年の新潟開催ではJRA全10場重賞制覇をかけ、新潟に参戦するのか、注目されるところだ。
-サンケイスポーツ-







