
ダービーが終わったが、今週末も東京競馬場は熱く燃える。上半期のチャンピオンマイラー決定戦・安田記念に、07年ダービーなどGI5勝のウオッカと08年ダービー&NHKマイルCの変則2冠馬ディープスカイが出走。1600メートル以下でのダービー馬同士の対決は28年ぶりになる。直接対決では1勝1敗。どちらが勝ち越すか−。
昨年のダービー&NHKマイルC馬ディープスカイは、今年初戦の産経大阪杯でドリームジャーニーのクビ差2着に敗れたが、もともとレースを使ってよくなるタイプ。「前走は外からかわされてから差し返そうとするところを見せたのが、この馬のすごさ。全体的な筋肉やトモのハリは、使って明らかによくなっている」と昆貢調教師が寄せる信頼に揺るぎはない。
先週27日は坂路で一杯に追われて4ハロン51秒6−37秒6−12秒9。「マイルに対応できるよう今回は坂路で調整している。安田記念と宝塚記念(28日、阪神、GI、芝2200メートル)を勝ち、凱旋門賞(10月4日、仏GI、ロンシャン、芝2400メートル)参戦ムードが高まるのを待ちたいので取りこぼしたくない」と昆師。ウオッカとは1勝1敗だが「天皇賞は行きたがった。そうでなければ差し切っていたはず。今回を見ていてもらいたいですね」とライバル打倒に自信を見せている。
-サンケイスポーツ-











