
29日に中京競馬場で行われる春のGI競走第一弾「第39回高松宮記念」に向けて、出走予定の各馬が、栗東、美浦のトレーニングセンターで追い切られた。
栗東では、母ビリーヴとの“母子制覇”を狙うファリダットが、DWコースでの併せ馬を消化。6馬身先行する僚馬を、徐々に追いかけ、ラスト600メートル地点から仕掛けられると一気に加速。馬体を併せてからは僚馬を問題にせず、5F67秒7−4F52秒7−3F38秒8−1F11秒9の時計で4馬身先着。ゴール前追われた程度だが、12秒を切ってきた瞬発力は文句なし。
GI2着が2回あるローレルゲレイロは坂路コース。終始、馬なりながら、4F52秒8−3F38秒7−1F12秒7を軽々とマーク。時計自体は目立たないが、前半からのスムーズな動きは前走以上に仕上がっている印象。念願のGI制覇に一歩近づいた追い切りだった。
3連勝から、一気の重賞挑戦で3着した“上がり馬”のドラゴンファングも坂路コースでの調整。直線、いっぱいに追われて4F53秒0−3F39秒1−1F12秒7を計時し、併せた相手にあっさり1馬身先着。キャリアも浅く、まだまだ伸びしろのある4歳馬。台風の目になるか。
一方、美浦では準オープン、重賞を連勝中のアーバニティが、単走で追われた。今年、2月からすでに3戦を消化。強行ローテだけに、この日は、全くの馬なり調整。タイムは5F64秒9−4F50秒5−3F38秒2−1F12秒6。美浦のウッドコースは負荷がかかる外目のコースを通らなければいけないルール改正があり、この時計なら十分なもの。
-サンケイスポーツ-












