
◆ドバイ国際競走追い切り(ドバイ・25日) ドバイ国際競走(28日、ナドアルシバ競馬場)のメーン、世界最高賞金レースのドバイ・ワールドカップ・G1(ダート2000メートル)に出走するカジノドライヴ(牡4歳、美浦・藤沢和厩舎)がダートコースで追い切り、ラストを伸ばす形で好時計をマークした。また、各レースの枠順が決定し、カジノドライヴは8番、ドバイ・デューティフリーのウオッカは3番、ドバイ・ゴールデンシャヒーンのバンブーエールは11番にそれぞれ決まった。
悲願の頂点へ藤沢和厩舎のエースが申し分のないデモンストレーションを見せた。カジノドライヴはウォーミングアップを終えると、ハロー(整地)でならされたダートコースの中央を強めに追い切られた。
6ハロンから14秒6−14秒3−12秒7と緩やかなラップを刻んだが、徐々にペースアップ。上がり3ハロンが36秒8。ラスト1ハロンは11秒5。ゴール板を通過後、さらに1ハロン強く追われ、万全の仕上げを行った。
「前半を抑えめにしてゴール板から200メートル先を仮想ゴールにして走らせました。クッションの良い馬場なので動きも良く、スピード感がないのに時計が出る。この馬には合うと思います。状態はフェブラリーSの時同様、変わらずいいですよ」手綱を執った葛西調教助手は上々の手応えを口にした。
昨秋の米BCクラシックでは12着と惨敗。世界との差を見せつけられたが、当時とは充実ぶりが違う。前走のフェブラリーSは大接戦の2着。陣営は自信を持っての参戦だ。「ポイントは折り合いだね。遠征にも慣れているので、馬は落ち着いており、普通に走ってくれれば良い競馬になりそうです」と葛西助手は吹き出す汗をぬぐいながら明るい表情で語った。
-スポーツ報知-












