
中央競馬の上半期を締めくくる第50回宝塚記念(GI)は28日、阪神競馬場の芝2200メートルで14頭が出走して行われる。
主役は昨年のダービー馬、ディープスカイだ。ファン投票1位のウオッカが出走を回避したことで人気、実力とも「1強」の呼び声が高い。大崩れしない走りには定評があり、良馬場なら優位は動かない。
大阪杯、安田記念と小差の2着を続けて迎える今年3戦目。安田記念では馬体重524キロとやや体にゆとりがあった。そこから大きくレース間隔を空けていないこともあり、絞り切れば状態はより万全だろう。22日に父アグネスタキオンが急死したことでも注目を集めている。
対抗は春の天皇賞を制したマイネルキッツか。重賞初勝利をGIで成し遂げた勢いが出せれば面白い。クビ差で同2着のアルナスライン、大阪杯でディープスカイを破ったドリームジャーニーもチャンスをうかがう。地元関西を得意とするサクラメガワンダーも、GI初制覇を目指してレースを盛り上げそうだ。
-時事通信-












